未曾有の自然災害、原子力事故、フラット化した世界により収束と拡散を繰り返すマネー、深まる民族や宗教の対立、長引くデフレ・・・・
この混沌とした世界で私達は羅針盤を失って大海を彷徨う小舟のようです。
ポールゴーキャンが絵に込めたD’où venons-nous ? Que sommes-nous ? Où allons-nous ?,をもう一度考え直します。
私には夏になると毎年開ける一冊の本があります。
アーネスト・ヘミングウェイの「老人と海」です。紫色の背表紙はすっかり日焼けして色が変わってしまいましたが、
この本は毎年私に違うライオンの夢を見させてくれるのです。
幸せとは物質的、経済的に豊かになることでも、地位や名声を得ることでもありません。
一期一会の人生を慈しみ、楽しむためのものです。幸せは私達の日焼けした鼻先と砂まみれの足先に宿るのです。
私達が考えているこのお店は単に物を売ることはしません。
僭越ながら私達の考え方に共感し、一緒に幸せを共有してくれる仲間を作りたいと思っています。
週末の大半を過ごす材木座海岸はその地形がちょうどカリフォルニアのマリブ海岸に似ています。
私達が体験するビーチライフの楽しさを少しでも皆様にお届けできれば嬉しいと思っています。
お店のオープンはもう少し先になると思いますが、その節には世界中のcoastalな情報をお届けしたいと考えています。