KAMAKURA

KESAMARUYA
<袈裟丸家>オリジナルに進化させたとんこつラーメン

2013 . 06 . 28

鎌倉駅西口、正面一つの角を右へ、3分ほど交差点角右手「袈裟丸家」らーめん600円をいただきます。

お腹も適度にいっぱいで、ほろ酔い気分でふらふら、、と、ついラーメン屋さんに寄っちゃうんですよね、悪い癖で。こちらのお店はこじんまりとしていて、カウンターとテーブルで10人も入ればいっぱいでしょうか。まだ若い店長さんと女の子のお二人、ニコニコと切り盛りされています。ちょうどカウンターが1席空いていたので、入れていただきました。回りを見ると、ラーメンを啜ってる人もいますが、アルコールでゆっくりしてる方も多いようですね。

ラーメン600円は、すぐに出てきました。おお、ルックスは九州風の豚骨、チャーシューに味玉、キクラゲに葱が散らされています。しかし、まず一口白濁したスープをすすってみると、豚骨のむっとするようなストレートな香りはていねいに避けられ、奥のほうでしっかりした甘さがあるじゃないですか。もちろん脂分は多いんだけれど、ベタベタと感じないのはしっかり乳化させてるからかな。コクがあるけど、最後の甘さにキレがあるからしつこく感じません。麺は極細麺、これは典型的な博多系。これは博多系のストレートな味わいではなく、けして東京/鎌倉「風」にアレンジしたのではなく、店主さんが独自で博多をベースにオリジナルに進化させた一杯ですね。途中から無料の高菜や紅しょうがを加えてみるけれど、それらがスープの味を壊さないのもよく考えられています。

夢中で食べてしまいました。狭いながらもなかなか居心地の良い居酒屋のような不思議な空間、常連のお客さんが来るとジョークの応酬があったりして、それが嫌味にならないのはお店と店長さんの雰囲気故でしょう。再訪する機会があればラーメンの注文の前に、一杯お酒をいただいてからにしようかな。ごちそうさまでした。


every moment is unique