KAMAKURA

KAMAKURA BYCYCLE STYLE
鎌倉自転車考

2013 . 10 . 17

鎌倉での生活に自転車がなくてはならない理由が二つあります。一つは重いロングボードを運ぶリヤカーのようなもので、これなくしてふらっと海に飛び出せません。これがあるからこそ少しでも良い波を見逃すことが少なくなるわけですから自転車の働きぶりは大きいのです。この場合、海辺を走るので当然自転車へのダメージは大きくなります。数年前までギアの付いた格安のママチャリをこれに充当していたのですが、ギアの部分が錆びて1年で買い替えになってしまいます。それと微妙にタイヤが細いので砂浜が少し柔らかいときなど砂に埋まってしまい往生することになります。そこで今年はギアのないアルミのビーチクルーザーにしました。海辺の移動はとても楽ちんですがフレームが太く下の方にはサーフラックが取り付けにくいのが難点です。このあたりは調整してハンドルと干渉しないようにしているのですがまあ及第点ということでしょうか。しかしながらこれ一台で大丈夫かと言われれば否です。鎌倉はご存知のように観光地で土日祭日の車での移動は難儀を極めます。そこで移動手段は自転車となる訳ですが、鎌倉は海岸沿いの一部を除いて坂が多く、あの重たいビーチクルーザーでは脚に来て翌日のサーフィンもままなりません。ということでもう一台別の自転車が必要ということになります。一時、軽量のロードバイクタイプを持ち込んだのですが、どこに停めるのも注意しなければなりませんし、軽量過ぎて横風を受けてしまいます。ということで私達が選んだのがクロモリで重いながらしなやかなフレームで尚且つ26インチというロードバイクより一回り車輪の小さいタイプの自転車です。この自転車をカリフォルニアのオレンジカウンティの大工さんの自転車のようにしようと作り上げたのがこれです。友人に言わせるとアメリカの大工がこんな自転車乗っていたかなと首を傾げる向きもありましたが、あくまでイメージ、妄想で作ったわけですからご容赦ください。
一度だけこの木箱に食べ物と飲み物を入れ江ノ島まで行ったことがあります。南の堤防で乾杯しようプルを引いたところ噴水のようにビールが飛び出してしまいました。みなさんくれぐれもこのようなことにならないよう発泡性の飲み物にはご注意ください。笑


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