KAMAKURA

生シラス
鎌倉に引っ越してきて色々な楽しみが増えましたが、とびきり新鮮なシラスを食べられるのもその一つです。 最初はシラスならばどこのシラスも変わらないだろうと思っていたのが大間違い、捕れる場所、時期、人(漁師さん)によって様々な […]

2014 . 06 . 20

鎌倉に引っ越してきて色々な楽しみが増えましたが、とびきり新鮮なシラスを食べられるのもその一つです。

最初はシラスならばどこのシラスも変わらないだろうと思っていたのが大間違い、捕れる場所、時期、人(漁師さん)によって様々なのです。

1.2月漁は禁漁となります。3月中頃から始まるのですが、中々、この時期は収穫量が安定しません。しかし、もし手に入れば是非この春シラスを食べて見て下さい。小さな体一杯に春の美味しさが詰まっています。

夏から秋に掛けてシラスも大きくなります。この時期になると赤と呼ばれるものも混ざり始め(漁師さんはあまり好まない)ます。これは甲殻類の幼虫を食べるためだそうです。幾分大味になりますが、力強さは増します。

鎌倉、それも材木座と由比ヶ浜を変質的に溺愛している私としてはこの浜のしらすこそ最高と自負しております(笑)

私の知る限りこの浜には一般に小売してくれる5件のシラス漁師さんがあってその日の水揚げはお店に寄ってマチマチです。確実に手に入れたいならば電話で確認してから行くことをお勧めします。ただし、なまものなので取り置きしておくことは難しいのです。急いで自転車のペダルをこいで取りに行きます。

そんなシラスのお薦めは生姜と醤油で食べる王道の食べ方とシラス漁師さんに教わったごま油、小ネギ、生卵、お醤油を合わせたユッケ風の食べ方です。これを炊きたての熱いご飯の上にのせて食べるのです。ほっぺたが落っこちてしまいます(笑)

ただし、保管には注意が必要です。いくら新鮮でも菌の増殖を抑えねばなりません。氷と保冷剤を入れたバッグで運び、冷蔵庫でも氷をいっぱいにしたボウルの中に容器ごと入れておき、食べる時によく氷水で洗い食します。

私はこれを徹底することで一度もお腹を壊したことはありません(冷蔵庫にそのまま入れて夕食で食したら壊したことはありました)

ひとつ300円から600円とその店によって違いますが、お店で1000円以上するシラス丼を食べるのならこちらをお勧めします。

鎌倉ならでは楽しみです。

 

 


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