静と動

236月2014

静と動

私が休暇でホテルを選ぶ基準は簡単なものです。ホテルのブランドでもありません。便利なショッピングセンターに隣接している必要もありません。部屋は広くなくても、、絢爛豪華でなくても構いません。とにかく一日のんびりと読書をして時間を使えるような環境であるかどうかということです。大切なのは部屋の室礼よりパブリックエリアの環境ということになります。プールサイドがゆったりとしていてサービスも行き届きビーチまでのアクセスが良いかどうかということ重要になってきます。

私は大抵4.5冊の本を持っていきます。現地の書店で追加購入することもあるので、まとめ読みと言っていいほど良く本を読みます。海外に行くと、あれもこれもとスケジュールを埋めて、様々なアクティビティにチャレンジする人も多いのですが、私はその正反対。

何もせずただぼぉっとして読書しているのです。そんな時に読む本は記憶に新しく、様々なインスピレーションを与えてくれます。恐らくインプットの少ない環境なのでその分脳が知識を吸収しようとするのかもしれません。それが証拠に情報のインプットが多い、ニューヨークやパリでは本を読もうとする気になれないのです。

今年も静と動を楽しむ季節になってきました。

まず1冊は決めています。柴田元幸氏翻訳のこの本です。若い時に読んだものとは違う感覚を楽しむべく頁をめくると、O・ヘンリーやメルビィルがどう語りかけてくれるでしょうか。今から楽しみです。

 


every moment is unique